- 区分/種別
- 国指定-史跡
- 所在地
- 下野市薬師寺
- 時代
- 飛鳥時代
- ルート
- 都とみちのくをむすぶ東山道
7世紀末頃、この地を治めていた下毛野朝臣古麻呂(しもつけの の こまろ)によって創建されたと考えられる。8世紀中頃には、古代東国仏教の中心的役割を果たした寺院として、全国に3ヶ所のみの戒壇(かいだん:国が僧侶の資格を与える場所)が置かれるなど、国の重要な寺院だった。
下毛野氏の氏寺として建立
もともと下野の豪族の出身で、中央貴族となった下毛野朝臣古麻呂(しもつけのあそんこまろ)が氏寺として創建したと考えられている。この地に薬師寺が建てられたのは、下毛野朝臣古麻呂が「大宝律令」編さんの中心的な役割を果たすなど、中央の政治に大きく貢献していたからと考えられる。
バーチャル映像で当時の姿を体感
西回廊の建物と一部の基壇が復元され、「史跡下野薬師寺跡ふるさと歴史の広場」として整備されている。また、スマートフォンやタブレットに「甦る下野薬師寺」アプリをダウンロードし現地を訪れると、CGによる仮想現実(VR)で当時の姿が映り、体感しながら説明が聞くことができる。