- 区分/種別
- 県指定-史跡
- 所在地
- 宇都宮市東谷町
- 時代
- 古墳時代
- ルート
- しもつけの夜明け
5世紀中頃に造られたと考えられる前方後円墳。5世紀に造られた古墳の中では県内最大である。古墳の上には薬師堂が祀られてあり、近隣の人たちの崇敬(すうけい)を集めている。
畿内地域と同じ形をした前方後円墳
墳丘の長さは100mで、墳丘が三段あり、表面に葺石を施し、墳丘に埴輪を巡らすといった畿内地域の古墳と同じように造られた県内初の前方後円墳である。宇都宮上三川IC近くには、笹塚古墳と同時期に勢力を伸ばしていたとされる豪族居館跡が見つかっている。
周溝の形状が水田の区画から判明
発掘調査で二重目の周溝が見つかり、周溝を含めた大きさは県内最大級。現在、周溝は水田になっており、その区画から周溝の形が分かる。周辺には消滅したものも含め23基の古墳があり古墳群を形成している。頂上の薬師堂南側には盗掘の跡が残り、大穴が空いている。