いにしえの回廊
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宇都宮城跡

うつのみやじょうあと

宇都宮城跡

区分/種別
指定なし
所在地
宇都宮市旭1丁目・本丸町
(宇都宮城址公園)
時代
中世-鎌倉時代
ルート
聖地日光へつづく道
文化財概要

築城時期は不明だが、平安時代後期から鎌倉時代初期の頃と考えられる。江戸時代初期には、本多正純(まさずみ)による大改修を受け、本丸には将軍のための御殿が造られた。現在は公園として、櫓(やぐら)や土塁などが復元されている。


文化財エピソード

宇都宮への軍隊駐屯のはじまり

戊辰戦争で宇都宮城が焼失して以降、城は明治新政府によって管理されていた(陸軍省所管)。明治5(1872)年旧暦11月、東京鎮台第一軍管第二師管第四分営歩兵第七番大隊が宇都宮城跡に駐屯。三の丸跡(現在の大いちょう付近)に第七番大隊の兵屯所が設けられた。

明治6(1873)年、菊地愛山が描いた「下野国河内郡宇都宮市中略図」(部分、栃木県立図書館蔵)
文化財ポイント

清明館で宇都宮市の歴史・文化を展示

奥州への前線基地として位置づけられた宇都宮城は、堅い守りが敷かれていた。戊辰戦争で建造物は焼失し、明治以降にはほとんどの土塁や堀は失われた。わずかに往時を知る遺構が残っており、これらや絵図を手がかりに本丸の土塁や櫓、堀などが復元されている。

宇都宮城の土塁北西部に復元された清明台
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