- 区分/種別
- 国指定-史跡
- 所在地
- 壬生町羽生田
- 時代
- 古墳時代
- ルート
- しもつけの夜明け
6世紀後半頃に造られたと考えられる前方後円墳。明治期に発掘調査が行われており、墳丘(ふんきゅう)からは、三重にめぐる円筒埴輪や家形埴輪などが出土している。高低差のある堤は圧巻である。
羽生田地区で最初の大型古墳
墳丘の長さが91mあり、この地域特有の「下野型古墳」のひとつ。埋葬施設は横穴式石室と考えられているが未だ発見されていない。明治時代に行われた発掘調査では、家形埴輪や人物埴輪などが出土している。
二段に築かれた墳丘が特徴
丘陵の頂上にあり、自然の地形を巧みに利用して造られている。墳丘が二段に築かれ、墳丘第一段の平坦面が幅広くなっているのが特徴。周溝と周堤がほぼ完全な形で残されていて、その高さと深さ (幅約20m、深さ最大6m) は中世山城の土塁を思わせる迫力がある。