- 区分/種別
- 指定なし
- 所在地
- 鹿沼市西鹿沼町
- 時代
- 中世-戦国時代
- ルート
- 下野の「おくのほそ道」
元亀4・天正元(1573)年の創建と伝わる曹洞宗の寺院。境内には、芭蕉が残していった古い編み笠と草鞋を後に埋めて供養したという言い伝えが残る笠塚がある。
芭蕉ら一宿の地と目される寺院
室の八嶋を訪れた後、芭蕉と曾良は壬生通を北上し、楡木宿(鹿沼市)経由で鹿沼に一泊した。具体的な宿泊先は不明だが、境内には芭蕉が残した古い編み笠と草鞋を後に埋めて供養したという「笠塚」が残され、この寺も芭蕉らの宿泊地の候補とされている。
俳諧の聖地のひとつとなった笠塚
笠塚は「芭蕉居士 嵐雪居士」と刻まれた石碑とその後ろの木の根元に間にあるやや明るい茶色の球形の石である。「嵐雪」とは、芭蕉の高弟である服部嵐雪のこと。笠塚のそばにある碑は芭蕉に師事し、嵐雪に入門した高野百里を記念したものである。