- 区分/種別
- 国指定-特別天然記念物
- 所在地
- 日光市(杉並木公園)
- 時代
- 近世-江戸時代
- ルート
- 聖地日光へつづく道
寛永2(1625)年、徳川将軍家三代に仕えた松平正綱(まつだいら まさつな)が熊野杉を植えたのがはじまり。日光道中・例幣使道・会津西街道をあわせて延べ約37キロメートルになる。文化庁「歴史の道百選」に選ばれている。杉を植えた由緒を刻んだ寄進碑は慶安元(1648)年、三街道の並木の起点と終点(日光山の表参道にある「世界遺産の碑」東側)に建てられた。
杉並木の保護活動を実施
自然災害や生育環境の悪化などにより並木杉が減少しているため、栃木県では「日光杉並木オーナー制度」も活用し、保護育成に務めている。また杉並木保護用地の公有化やバイパスの建設・樹勢回復事業など、さまざまな保護対策を実施している。
世界記録としてギネスブックに認定
平成4(1992)年には「世界一長い並木道」としてギネスブックに認定された。江戸時代には街道の両側に24,000本が植えられたと伝えられているが、現在は12,600本余りが現存し、江戸時代の往来の風情を残し伝えている。