- 区分/種別
- 国指定-史跡
- 所在地
- 栃木市大光寺
- 時代
- 古墳時代
- ルート
- しもつけの夜明け
6世紀後半頃に造られたと考えられる前方後円墳。石室(せきしつ)は、自然石の巨大な一枚石で造られており、金銅製の馬具や銀装の小刀など覇者に相応しい副葬品が出土している。壬生城址公園に置かれている玄門(げんもん)石と天井石は、県指定文化財。
県内最大の前方後円墳
琵琶塚古墳に続く王の墓で、堀を含めた総全長は約170m。石室に使われた天井石と玄門石(入口部分の石)は、明治のはじめ頃、この地を治めていた壬生藩主の鳥居忠宝(とりい・ただとみ)が庭石とするため発掘したといわれる。現在は壬生城址公園に保存されている。
最初に造られた下野型古墳
墳丘の長さは128mあり県内最大規模を誇る。深い周溝が巡っていて、幅広の平坦面で前方部に石室があり、石室に凝灰岩の切石使われているといったこの地域特有の「下野型古墳」の最初の古墳と考えらえる。