- 区分/種別
- 市町指定
- 所在地
- 下野市小金井3丁目
- 時代
- 古代-奈良時代
- ルート
- 都とみちのくをむすぶ東山道
栃木県内で一番南の地点で確認された東山道跡。現在は「久保公園」として整備され、東山道の道幅約10メートルの道跡が表現されている。
近江から陸奥までを結んでいた東山道
平成6(1994)年の区画整理事業に伴う発掘調査で、道路の両側に掘られた側溝(幅・深さともに約1m)をもつ約10m幅の道路が確認された。都から陸奥国までを結ぶこの道路は当時の役人や庶民が納めた税(租・庸・調)を運ぶためなどに使われた。
古代の幹線道路を実感
これまでの発掘調査により、下野国府・国分寺から下野薬師寺までの東山道のルートは判明し、下野市内では、ここ北台遺跡のほか、グリーンタウンしもつけ内で2カ所確認されている。整備された公園内には、東山道跡の道幅が復元され、古代の幹線道路の一端を実感できる。