- 区分/種別
- 指定なし
- 所在地
- 下野市小金井1丁目
- 時代
- その他の時代
- ルート
- 聖地日光へつづく道
建久7(1196)年創建の真言宗の寺院。僧侶の学問・修行の道場として広く知られていた。徳川将軍家とゆかりの深い寺院で、日光への参拝(日光社参)では昼食所として定められていた。
修行場として栄えた寺院
江戸時代の建造物で現存するのは観音堂と鐘楼。日光社参の際に使用された御成門と御成御殿は、現在の本堂の南側にあったと言われる。応永30(1423)年に俊海僧正によって印可が授与された記録が残っており、真言宗の奥義が当山で伝授されていたことが分かる。
新田一族が建立した祈願所
建久7(1196)年、上野の豪族新田義兼により、新田一族の祈願所として建立された真言宗の古刹寺院である。七堂伽藍を有した東国の名刹寺院として、代々新田氏に保護されてきた。境内には明治初年に焼失した本堂の堀割が残る。