- 区分/種別
- 県指定-史跡
- 所在地
- 下野市国分寺(愛宕神社)
- 時代
- 古墳時代
- ルート
- しもつけの夜明け
6世紀末から7世紀初め頃に造られたと考えられる前方後円墳。埋葬施設は、愛宕神社社殿西側にあることが発掘調査でわかった。
栃木県南部特有の下野型古墳
墳丘の長さは78m。発掘調査で前方部くびれ寄りにある愛宕神社社殿の西側に、2つの部屋(奥室・前室)と通路(羨道)からなる全長6m以上の横穴式石室が見つかった。石室が前方部にあり凝灰岩が使われていることから、この地域特有の「下野型古墳」である。
時代とともに前方部が発達
前方後円墳は時代が下るにつれ、前方部が大きくなる傾向が見られる。この古墳も後円部に比べると前方部が発達しており、周溝を含めると全長は97mある。実際に訪れてみて、その発達具合を確かめてみよう。