とちぎに刻まれた戦争の記憶
令和7(2025)年は戦後80年の年です。戦争を知らない世代が大部分を占めるようになり、当時の経験を聞く機会もめっきり少なくなってきました。戦後の私たちの暮らしは、間違いなくその苦労の上に成り立っていますが、ともすればそれらの記憶も忘れ去られようとしています。
このような中でも、数多くの戦争に関連する遺跡が県内各地に人知れず残されています。今、改めてそれらを訪ね、その意味に思いをはせ、戦争の実相を後世に伝えていくことが、平和をつないでいくためにも意義あることではないでしょうか。平和の尊さを未来につなぐ思いを込めて、県内の戦争に関連する遺跡の一部を紹介します。