
- 区分/種別
- 指定なし
- 分類
- 軍事
- 所在地
- 宇都宮市上籠谷1145-1 栃木県農業大学校内
- 時代
- 近現代-昭和時代【昭和19(1944)年頃に建設】
- 見学
- 〇 【栃木県農業大学校の敷地内のため、一般公開はしていない。見学については要相談(土日祝日は不可)】
- 連絡先
- 028-667-0711(栃木県農業大学校)
- URL
- https://www.pref.tochigi.lg.jp/g63/

陸軍宇都宮飛行場(現栃木県農業大学校)は、太平洋戦争が始まる3カ月前の昭和16(1941)年9月に完成した。その敷地内に建設された飛行機掩体格納庫は、一般には掩体壕と呼ばれ、上空から飛行機を発見されないように隠し、空襲時には爆風や機銃弾から飛行機を守ることが目的だった。時には爆薬などの保管庫としても使用された。
現在残っている2つの掩体格納庫のうち、東側の施設は鉄筋コンクリート造で、両端に厚さ約60センチ、高さ約2.4メートルの壁を立ち上げ、中央部の高さが約6.6メートルの曲面版(厚さ40センチ~50センチ)で構成されている。平面は間口約28.1メートル、奥行きが約22.6メートルある。格納庫を構成するアーチ状の屋根には土を盛って草木を植えることで偽装した。