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トップページ | 特集 | とちぎに刻まれた戦争の記憶 | 旧南間ホテル別館(ましこ悠和館)

旧南間ホテル別館(ましこ悠和館)

きゅうなんまほてるべっかん(ましこゆうわかん)

区分/種別
国登録−有形文化財
分類
疎開
所在地
芳賀郡益子町益子
時代
近現代-昭和時代【昭和4(1929)年建設】
見学
〇 【入場料あり】
連絡先
0285-72-8846(益子町観光商工課)
URL
https://www.town.mashiko.lg.jp/page/page002305.html
文化財概要

昭和4(1929)年頃に奥日光湯元温泉の南間ホテルの別館として建設された。木造二階建、入母屋造で、戦前戦後を通じて高級ホテルとして使用された。昭和19(1944)年には、当時皇太子だった上皇陛下が、学童疎開先の日光田母澤御用邸から湯元に疎開され、終戦まで滞在された建物として知られる。上皇陛下が終戦当時、「終戦の詔書」の玉音放送を聞かれた「御座所」の間も残っている。
 南間ホテルの廃業後、昭和48(1973)年に益子町の窯元である「つかもと」が譲り受けて益子町に移築し、益子南間荘として昭和61(1986)年まで営業した。その後イベント会場等として活用され、平成28(2016)年に益子町に寄贈された。令和元(2019)年には、平和を学ぶ拠点の宿泊施設として改修工事が行われ、「ましこ悠和館」としてリニューアルオープンした。周辺の観光スポットにも近く、町内観光の拠点の役割も担っている。


地図を大きく表示

  • 奥光湯元温泉の南間ホテル全景(日光市立図書館蔵絵葉書より 1930年頃)

  • 御座所

  • 上皇陛下が身長を測ったとの言い伝えがある御座所の柱