- 区分/種別
- 国宝
- 所在地
- 日光市山内
- 時代
- 近世-江戸時代
- ルート
- 聖地日光へつづく道
元和3(1617)年、前年に亡くなった徳川家康が朝廷から「東照大権現(とうしょうだいごんげん)」の神号が贈られた年に家康の霊廟として創建された。現在の主要な社殿は、寛永13(1636)年、3代将軍徳川家光により造営が行われた。東照宮に用いられた彫刻や彩色などの建築装飾は、当時の最高水準の技術が用いられた。
東照宮のはじまり
東照宮は、元和3(1617)年、江戸幕府の開祖・徳川家康の遺言で「関八州の鎮守」となることを願い建立された東照社がはじまりである。その時造営された社殿は、群馬県太田市の世良田東照宮にあり、3代家光の時に行われた寛永の大造替の時にこの地に移築された。
技の粋を結集した陽明門
江戸時代、庶民は陽明門から中へは拝観することができなかった。幕府が総力をあげて造営し、人・動物・植物などの彫刻や漆塗、彩色、飾り金具など絢爛豪華で技の粋を集めた陽明門は、庶民にとっていつまで見ても見飽きないことから、別名「日暮の門」とも言われている。