- 区分/種別
- 市町指定
- 所在地
- さくら市氏家(勝山公園)
- 時代
- 中世-鎌倉時代
- ルート
- 中世下野の武士団
鎌倉時代初期、氏家氏によって築かれたとされる平山城跡(ひらやまじろあと)。鬼怒川に突き出た丘陵地にあり、本丸跡の周囲にある土塁と堀がよく残されている。城跡は公園として整備され、「とちぎの景勝百選」に選ばれている。
宇都宮氏の北辺を守っていた場所
宇都宮公頼が築き、その後、地名をとって氏家氏を名乗ったといわれる。宇都宮氏の一族の北辺を守る役割も果たす重要な場所であった。南北朝期から戦国期を通じては芳賀氏が城主であり、宇都宮市の配下として北辺を守る役も担っていた。
宇都宮氏による北方防衛の最大拠点
飛山城と並び、宇都宮氏の下野における鬼怒川を越えた北方防衛の最大拠点。鬼怒川の断崖上に築かれた天然の要害であり、本丸跡は東西80m、南北70mで土塁の高さは約3~5mと迫力がある。現在は勝山城跡公園として整備されている。