いにしえの回廊
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烏山城跡

からすやまじょうあと

烏山城跡

那須烏山市教育委員会提供

区分/種別
指定なし
所在地
那須烏山市城山
時代
中世-室町時代
ルート
中世下野の武士団
文化財概要

応永25(1418)年頃に築かれたと考えられる那須氏の居城。横から眺める姿が牛が寝そべっている姿に見えることから別名「臥牛城(がぎゅうじょう)」とも呼ばれている。土塁や石垣などの保存状態もよく、周辺には遊歩道が整備されている。


文化財エピソード

お告げにより築かれた山城

地元では「八高山」と呼ばれる独立丘陵の頂部に築かれた山城。応永年間(1394~1428)、那珂川東岸の稲積城から城を移す際に、1羽のカラスが一番高い山の頂上に金の幣束を落としたことからそこに城が築かれ、その城を烏山城と呼ぶようになったという伝説が残る。

平群山から眺めた烏山城跡(那須烏山市教育委員会提供)
文化財ポイント

約88ヘクタールもの広大な城跡

城域は東西約370m、南北約510mにおよぶ。空堀や土塁などが設けられ、本丸周辺には石垣も築かれている。また、万治2(1658)年に城主の堀親昌が東山麓に三の丸を築き、以後、城主の居住地はそちらに移った。空堀、土塁、石垣は残存しており、1時間程度の遊歩道で城跡を散策できる。

自然石を加工しないで積み上げた石垣(那須烏山市商工観光課提供)
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