いにしえの回廊
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入郷石畑の棚田

いりごういしばたけのたなだ

入郷石畑の棚田

区分/種別
指定なし
所在地
茂木町入郷
時代
その他の時代
ルート
くらしを支えた水と川
文化財概要

平成11(1999)年、農林水産省「日本の棚田百選」に選定。「棚田」とは、傾斜地にある稲作地のことで、斜面の崩落を防ぎ、また貴重な動植物の生息地となっている。地元住民のサポートを受けながら稲作体験もできる。


文化財エピソード

良質の土と水を求めて耕された棚田

この地区に残る最古の記録では、永禄4(1561)年当時で戸数22、人口155人が暮らしていたという。時を経て、農業従事者の高齢化や農業後継者不足を打開するため、平成12(2000)年8月に「入郷棚田保全協議会」を設立。広さ約5ヘクタール、約180枚の棚田を守り続けている。

(茂木町入郷棚田保全協議会提供)
文化財ポイント

貴重な生態系を維持

那珂川の丘陵地にある典型的な谷津田であり、四季折々のさまざまな動植物を見ることができる。また農村部と都市部の住民との交流などを目的に、平成14(2002)年度からはじまった棚田オーナー制度では、田植えやお米の収穫体験などのほか、棚田の貴重な動植物の生態に触れることができる。

棚田のオーナーたちによる稲刈り後のオダガケ(茂木町入郷棚田保全協議会提供)
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