いにしえの回廊
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木須川洞門

きすがわどうもん

木須川洞門

区分/種別
指定なし
所在地
茂木町小深/牧野
時代
近現代-大正時代
ルート
くらしを支えた水と川
文化財概要

那珂川支流の木須川の洪水を防ぐため、長峰山の下を掘り取った、長さ47m、幅15m、高さ2.6mのトンネル。明治44(1911)年に工事を開始。大正5(1916)年に完成した。


文化財エピソード

住民たちの熱意が貫通させた洞門

木須川は、すぐ近くを流れる本流の那珂川が雨で増水・氾濫すると逆流し、度々洪水を引き起こしていた。工事をはじめると、堅い安山岩質のため難航。死者や負傷者を出す事態になったものの、住民たちの熱意により総事業費4,424円(現在の貨幣価値で約1,300万円)で完成した。

掘削した跡がわかる(木須川橋から撮影)
文化財ポイント

洞門の下を川が流れる珍しい光景

長さ47m、幅15m、高さ2.6mの洞門の下を木須川が流れるという珍しい景観のため、フォトスポットとしても知られている。また、洞門から少し上流部にある県道274号牧野大沢線に架かる木須川橋からも洞門を見ることができ、下流部からとは違った光景を見ることができる。

堅い安山岩質であることがわかる
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