- 区分/種別
- 市町指定
- 所在地
- 那須開墾社第二農場歴史公園/那須塩原市三区町
- 時代
- 近現代-明治時代
- ルート
- くらしを支えた水と川
明治19(1886)年、那須野が原の農場の中で最大規模を誇った那須開墾社の第二事務所の跡地。敷地の北・西・東側には防風用の土手が築かれ、お堀には那須疏水が引かれていた。
那須野が原最大規模の結社農場
明治13(1880)年、印南丈作や矢板武らによって創設された那須開墾社は、明治19(1886)年に烏ヶ森近くのこの地を本拠地として事業を行なっていた。移住数は315戸・約1,500人だった。その後、明治26(1893)年12月に那須開墾社は解散し、矢板武が経営する矢板農場の事務所となった。
那須野が原開拓事業を伝える史跡
昭和55(1980)年9月、旧西那須野町の所有となった旧事務所建物は、建坪が82坪(約270㎡)ある茅葺屋根の大きな農家風の造りであったが、老朽化により昭和56(1981)年3月に取り壊された。現在は歴史公園として整備され、跡地を廻るように往時と変わらず疏水から引いた水が流れている。