- 区分/種別
- 指定なし
- 所在地
- 佐野市(みかも山公園)
- 時代
- その他の時代
- ルート
- 都とみちのくをむすぶ東山道
関東平野の北端にある秀麗な山で、国土交通省関東地方整備局「関東の富士見百景」選ばれている。古代、『万葉集』に選ばれた歌でも詠まれている。東山道の関所「三毳の関」がおかれていたと考えられている。
万葉集の歌に詠まれた三毳山
奈良時代末期(8世紀)にできた『万葉集』に「下野の三毳の山の小楢(こなら)のすまぐはし児ろは誰が笥(たがけ)か持たむ」〔下野の三毳山のコナラの木のようにかわいらしい娘は、だれのお椀を持つのかな(だれと結婚するのかな)〕という歌が収められている。また、山の南麓にある三毳神社には『万葉集』に詠まれた歌を記す「万葉歌碑」(栃木市指定文化財)がある。
栃木県内最大の都市公園
東山道は三毳山の北側を東西に通っていたと推定されるが、地元では三毳山の山中に道があったとも伝えられている。なお、「みかも山公園」は栃木県内最大の都市公園であり、四季折々の自然が楽しめる。さまざまな植物が自生し、「花の百名山」にも選定されている。