- 区分/種別
- 国登録-有形文化財
- 所在地
- 小山市立車屋美術館/小山市乙女3丁目
- 時代
- 近現代-明治時代
- ルート
- くらしを支えた水と川
江戸時代、小川家は乙女河岸で肥料問屋「車屋」を営み、明治末期に日光街道沿いに店舗や住居を移転した。明治45(1912)年建築の主屋のほか、明治27(1894)年建築の土蔵は乙女河岸時代のもの。
肥料問屋で繁栄した「車屋」小川家
明治27(1894)年4月に日本鉄道第二区線(現・JR宇都宮線)間々田駅が開業すると、明治32(1899)年には、乙女河岸と間々田駅を結ぶ乙女人車鉄道が開業した。河岸で肥料問屋として繁栄を誇った小川家に残る土蔵(明治27[1894]年建築、44年移築)は、水運から鉄道輸送への移行期を知る貴重な建物。
河岸から移転後の「車屋」小川家がわかる
主屋(明治45[1912]年建築)は木造2階一部平屋建の瓦葺。米蔵(明治44[1911]年建築)は土蔵造平屋一部2階建の瓦葺。肥料蔵(大正2[1913]年建築)は土蔵造2階一部平屋建の瓦葺。土蔵は土蔵造2階建の瓦葺。表門は石造の瓦葺とそれぞれに和洋折衷建築を楽しめる。