いにしえの回廊
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織姫神社社殿

おりひめじんじゃしゃでん

織姫神社社殿

区分/種別
国登録-有形文化財
所在地
足利市西宮町
時代
近現代-昭和時代
ルート
近代化遺産からのメッセージ
文化財概要

宝永2(1705)年、機織(はたお)りの神様を祀り創建。社殿は明治13(1880)年に焼失するも、昭和12(1937)年に再建された。当時としては珍しい鉄筋コンクリート製である。足利音頭にも唄われ、足利の産業振興の守り神として、また縁結びの神様として親しまれている。


文化財エピソード

防火に特化した鉄筋コンクリート造の社殿

明治期に火災に遭った後も長らく社殿が建造されていなかったが、昭和12(1937)年に火災に強い鉄筋コンクリート造を採用し再建された。設計者は社寺建築を専門とした小林福太郎。小林が設計を担当したのは、足利市の有志たちの尽力で近くの長林寺本堂・開山堂を手掛けたのがきっかけだった。

小林福太郎設計による長林堂本堂
文化財ポイント

美しい社殿が機神山で羽ばたく

平等院鳳凰堂をモデルにしたと言われ、高さを押さえた社殿は機神山(織姫山)の緑を背景にしたコントラストが美しい。設計者の小林が手がけた長林寺本堂・開山堂とともに見比べてみるのも面白い。また、山の中腹にある神社からの夜景は、2014(平成26)年の第10回日本夜景遺産に認定された。

拝殿
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