- 区分/種別
- 市町指定
- 所在地
- 足利市本城3丁目
- 時代
- 古墳時代
- ルート
- しもつけの夜明け
6世紀後半頃に造られたと考えられる前方後円墳。山頂から足利市内そして遠く渡良瀬川を見下ろす景色は、古墳に眠る支配者が自らの領土を眺めた時の姿を想像してみたくなる。
多数の形象埴輪、直刀などが見つかる
後円部には南東向きに横穴式石室がつくられており、明治時代に行われた発掘調査では、さまざまな形象埴輪や直刀、鉄鏃、鏡、馬具、須恵器などが出土した。その後、平成20(2008)年の発掘調査では大刀・靭(ゆき)・翳(さしば)・蓋(きぬがさ)などの形象埴輪も見つかっている。
山頂を利用した前方後円墳
現在の市街地付近を支配していた権力者の墓と推定され、山頂を利用した現存する数少ない前方後円墳として貴重なものになっている。機神山(はたがみやま)の山頂からは、足利市街や渡良瀬川を一望することができ、当時の権力者が眺めた風景を想像したい。