- 区分/種別
- 県指定-史跡
- 所在地
- 足利市八幡町(下野國一社八幡宮)
- 時代
- 古墳時代
- ルート
- しもつけの夜明け
「憩いの森」と呼ばれる八幡山に、6世紀中頃からおよそ100年の間に造られたと考えられる。70基以上の円墳があり、今なお壊されることなく残されている。
先人たちが調査し地元民により残された古墳群
昭和9(1934)年、八幡山古墳群東の切通しの道をつくる際、地元の郷土史家・丸山瓦全らが結成した足利考古会による調査で石室から人骨などが確認された。その後、昭和18(1943)年の瓦全による調査では94基あったという。現在73基確認され、19基以上の古墳発掘が行われた。
「憩いの森」に残る古墳時代後期の群集墳
山辺小学校裏の「八幡山」と呼ばれる小高い丘陵上に多数の古墳が密集するように造られ、最も大きいもので直径約28m、高さ約4m、小さなもので直径10m以下、高さ1mとさまざまな古墳が見られる。横穴式石室のほか、墳丘には葺石を敷きつめ、埴輪を立てていたものも確認されている。