- 区分/種別
- 市町指定
- 所在地
- 那須町芦野
- 時代
- 中世-戦国時代
- ルート
- 中世下野の武士団
戦国時代、那須氏一族の芦野氏によって築かれた山城(やまじろ)で、那須氏領の北端を守り続けた。別名「桜ヶ城」。築城記念樹と伝わる樹齢約470年余のコウヤマキ(県指定天然記念物)が植えられている。
芦野城を見守り続けたコウヤマキ
築城伝説のひとつに、天文年間(1532~55)に芦野資興(すけおき)が芦野城を築城したと伝えられている。この時に築城を記念して植えられたというのがコウヤマキで、二の丸跡東側の小高いところにあり、推定樹齢400〜500年、樹高約24mと那須町を代表する木である。
史跡公園として、城跡の現状がよくわかる
江戸時代、芦野氏は江戸への参勤交代を行う旗本(交代寄合)の身分として、二の丸跡に陣屋を構えていた。現在は史跡公園として整備され、曲輪や土塁(二の丸跡東西)、空堀の様子がよく分かる。また二の丸跡を囲むように桜が植えられ、季節になると多くの人たちが訪れる。