- 区分/種別
- 国指定-重要文化財
- 所在地
- 栃木市岩舟町小野寺
- 時代
- 中世-室町時代
- ルート
- 都とみちのくをむすぶ東山道
大化2(646)年の創建と伝えられる下野国三之宮。檜皮葺(ひわだぶき)が美しい現在の本殿は、天文22(1553)年に建てられた。本殿左側の柱には、左甚五郎(ひだり じんごろう)作と伝わる瓜の彫刻がある。また、毎年秋の例大祭では、太々神楽が奉納される。
多くの武将の崇敬を受けた神社
藤原秀郷が唐沢山に築城する際、鬼門にあたる当神社を守護神として厚く信仰していたといわれる。天慶2(939)年の平将門の乱で将門を討つ時も、御神徳の賜物と弓矢を奉納したという伝承があり、以降、多くの武将の崇敬を受けた。
県内では珍しい建築技法
室町時代後期に建てられた本殿は、三間社春日造り、屋根は檜皮葺(ひわだぶき)で、県内では村檜神社のみにみられる建築様式である。彫刻類はすべて図柄が一つずつ異なっており、室町時代特有の華麗な装飾は傑作と称されている。