- 区分/種別
- 指定なし
- 所在地
- 栃木市岩舟町小野寺
- 時代
- その他の時代
- ルート
- 都とみちのくをむすぶ東山道
天平9(737)年、行基(ぎょうき)が開山・建立したと伝えられる。慈覚大師円仁が若年の頃に修行したとされ、栃木県内に現存する最古の寺院。境内周辺には散策コースが設けられ、四季折々の景色が楽しめる。
慈覚大師円仁、小野小町ゆかりの寺院
天台宗第3代座主の慈覚大師円仁(794-864)は9歳の時、当時優れた学僧が集まっていた大慈寺の僧広智のもとに預けられた。小野小町ゆかりの寺でもあり、薬師如来に病気平癒の祈願したところ見事に病が癒え、小町は終生この地に留まったという伝説が残されている。
天明鋳物の相輪塔に国家安泰を祈願
天台宗の開祖・伝教大師最澄(767- 822)が国家安泰などを祈念するため、全国6カ所に宝塔を建立しようとした場所の一つ。現在の大慈寺相輪塔(県有形文化財)は享保10(1725)年の再建で、高さ3.2mの佐野天明鋳物である。敷地内ではツツジ、紅梅、アジサイ、モミジなどの花木が楽しめる。