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佐貫石仏

さぬきせきぶつ

区分/種別
国指定−史跡
所在地
塩谷町佐貫
時代
古代-平安時代
旬な季節
見学
駐車場
トイレ
文化財概要

昔より「佐貫の観音様」として親しまれている、鬼怒川北岸にそびえる岩壁に刻まれた大日如来坐像。平安時代末から鎌倉時代初期の作と考えられている。像の高さは約18mと巨大で、奈良東大寺の大仏(約15m)より大きい。長い年月の風雨などでわかりにくいが、蓮華座の上に足を組んで座り、両手を胸の前で合わせて印を結ぶ。顔の上には、宝冠をいただいている。晴れた日の午前中は陰影ができて、全容を確認しやすい。像の右肩上には、奥の院または大悲窟と呼ばれる小洞窟があり、明治12(1879)年の開帳では古鏡2面と銅版阿弥陀曼荼羅が、平成27(2015)年の136年ぶりの開帳では元禄15(1702)年奉納の木造地蔵菩薩像などが発見された。


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