- 区分/種別
- 国指定-史跡
- 所在地
- 日光市足尾町通洞
- 時代
- 近現代-明治時代
- ルート
- 近代化遺産からのメッセージ
明治18(1885)年に開削(かいさく)をはじめ、11年をかけて完成。通洞坑は、全長1,200キロメートル以上つづく坑道の入口である。開削にあたっては、当時の最新の技術を導入した。現在、「足尾銅山観光」として見学可能。経済産業省「近代化産業遺産群」(足尾)に選ばれている。
国内外で評価された日本有数の銅山
通洞坑は足尾銅山の主要坑道である本山坑(国史跡)と小滝坑(日光市指定史跡)と連結する基幹坑道で、総延長は約2,900m。明治18(1885)年に開削がはじまり、明治29(1896)年に完成した。当時の最新技術を導入し、銅山が閉山する昭和48(1973)年2月まで主要坑道として利用されてきた。
採掘の様子をリアルに再現
現在、足尾銅山跡の一部が一般に公開され、足尾地区を代表する観光スポットとなっている。トロッコ電車で全長700mの坑道に入ると、当時の採掘の様子を年代ごとに再現した人形を見ることができる。鉱石から銅になるまでの過程が展示されている銅資料館を併設している。