いにしえのとちぎ発見
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プロジェクト事業について

重要な遺跡の調査研究とその活用を推し進めています

文化庁の活用をさらに進めるように文化財保護法が改正され、平成31年より施行されました。これまで文化財保護として保存と活用を推し進めてきた活動を拡大し、文化財保護は所有者だけではなく、地域総ぐるみで保護を行うことが叫ばれるとともに、文化財の価値を広く社会に生かすことが求められるようになりました。

この改正を受けて、栃木県では文化財行政の基本方針である「文化財保存活用大綱」を策定し、重要な遺跡の調査研究とその活用を推し進めています。


現在、栃木県内には集落や役所、古墳や城など、8,500箇所を超える色々な遺跡(埋蔵文化財包蔵地)が存在します。

実は私たちの身の回りにもたくさん残されているのです。ただし、普段は地中に埋もれてしまっているので、肉眼での確認が難しく、なかなかその存在や重要性が伝わらないことが課題になっています。

その中には国の史跡など、文化財として指定されるような重要な遺跡がいくつもあります。これらの新たな調査と活用を目的にして、まずはそれらのなかから国指定史跡である大田原市湯津上地区の「侍塚古墳」を選び、令和3年度より調査事業を開始しました。

調査にあたっては、現地説明会や体験発掘事業などを積極的に行うことで、調査成果を広く県民等に向けて公開することとしました。これにより皆さんの文化財に対する関心がさらに高まり、その保護がさらに進められることを期待しています。