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塙の天祭

はなわのてんさい

塙の天祭

開催期間
2018/9/2~2018/9/2
区分/種別
県指定-無形民俗文化財
所在地
那須烏山市三箇1660
時代
その他の時代
問い合わせ先
那須烏山市文化振興課(0287-88-6224 )
文化財概要

 塙の天祭は三箇(さんが)塙地区の松原寺境内で行われます。
この祭りは、出羽国(今の山形県)出身の鳥海上人が高野山で修行を修めて、郷里に帰る途中、この地で病に倒れたことをきっかけにして、当地に松原寺を開山、享保年間に出羽三山を勧請し、天祭行事と念仏踊りを伝えたのが始まりといわれ、神仏混交の珍しい祭りです。
 祭りは日天、月天を中心とした諸処の神仏を勧請し、神官・僧・行人によって各行事が厳かに執り行われます。そして、鉢巻浴衣姿の地元の子供達が、笛や太鼓に合わせ「綾竹踊り」や「扇子踊り」を披露すると祭りは最高潮に達します。
 かつては、毎年二百十日(9月1日)を中日として、二夜三日にわたって風雨順時、五穀豊穣を祈願し行われていましたが、現在は二百十日に最も近い週末に実施されています。
 初日に大世話人の指揮のもと、松原寺境内に天棚を組み立てます。翌日は行人が水垢離(みずごり)をとり、神官・僧・行人が天棚に登り祈りをささげます。その後、お囃子のリズムに乗り法被姿の子供たちが舞台に登場します。太鼓や笛に合わせ、「綾竹踊り」や「扇子踊り」をダイナミックに披露します。天棚上の祭りの後、太鼓場で太鼓打ちの奉打があり、翌週には天棚が壊されて祭りが終わります。


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